スマート望遠鏡の登場がアマチュアの世界を変えた
天体望遠鏡を使って写真を撮影しようとしたことがある方ならわかると思いますが、天体は遠くて暗くて小さい。まず、望遠鏡で見たい天体を捉えることが至難の技で、その時点で望遠鏡を使うことをやめてしまうことが大半ではないでしょうか。せっかく望遠鏡を手に入れたのに、テレビや写真で見るような惑星や星雲が見られなくてがっかりしたことがあるでしょう。
なんとか、見たい星に望遠鏡を向けられても地球が自転しているためにどんどん星が移動して見えなくなってしまい、写真撮影どころではないことも少なくありません、というかほとんどそんな状態になってしまいます。
また、星の写真を綺麗に撮影するためには上記のように星が移動しては写真にならないため、望遠鏡に自動追尾の装置が必要となりそのような望遠鏡は数十万円単位の高価なものになってしまいます。
ねこじいも長年そんな状態で苦労していたのですが、数年前よりスマート望遠鏡が登場し、ねこじいも早速購入しました。ZWO社のSeestar S50という下の写真のような望遠鏡です。非常にコンパクトで簡単に運べます。価格は8万円台でした。
晴れた夜に、自宅ベランダにSeestar S50を設置し、スマホと連携するだけです。スマホからの操作で目標の天体を探し追尾しながら写真を撮影してくれます。実際にベランダから撮影した写真を載せますね。うちは、周りは住宅だらけ、ベランダの向かいにはマンションがあってマンションの廊下が煌々と電灯で照らされている環境です。




